2009年6月30日火曜日

【アムステルダム】De Amsterdam号


かって東方貿易に活躍した「アムステルダム号」は、1602年から1795年の間、実に48oo回の航海を行ったそうです。

この50メートル足らずの帆船には200人の水夫が乗り込んでいたそうですが、その炊事の賄いはこの小さなキッチンでなされたという説明です。ほとんど畳一枚ほどの、つまりは半坪の広さしかありません。

このことからも航海の困難さが思い知れます。東方貿易は「東インド会社」という国策により巨大な富をオランダにもたらしましたが、その貿易の実行は、つまり毎回の航海は投機であったはずです。

水夫たちにとってもそれは人生の投機であったことでしょう。

この「アムステルダム号」は実物大の模型ですが、それでも当時のオランダ人ひいては欧州人の東方への憧憬、野心と水夫たちそれぞれの欲望が染み付いているように感ぜられました。

「アムステルダム号」については以下もご参考に。

Eastindiaman Amsterdam




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2009年6月29日月曜日

撮影スタイルをカメラにあわせる


一年前に発売されたカメラについていまさら云々するのもはばかれることだが、値崩れにしたがい購入を考えられている方もおありかとも思うので、こんな無駄話も何かの足しになることもあろう。

FOVEONセンサーについての興味ゆえ購入したが、カメラの機能が未熟性のため些細なことで気に障ることも多い。しかしこのDP1の革新性の核心であるRGB三層構造のセンサー、しかもAPS-Cサイズをコンデジ・サイズに詰め込み製品化したことの勇気はいかに讃えても不足することはない。

しかしこのカメラで実際に撮影する際の心構えというか心得というか、はたまたコツというか、それはなにかと色々あれこれ思いをめぐらした結果思いついたのは以下の通りである。

カメラの性能に合わせて撮影スタイルを変える。

これである。そうでもしないとあなたはついついイラつくことになろう。つまり現実にそって自己の意識のほうを変化させ適応させるのである。

ということでこれからこのカメラとつき合ってゆこうと思う。



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驚いたこと、そして痛くはないけどかなり痒かったこと


発売から一年以上たち、さらにはDP2も発売されたためかSigma DP1のダンピングがはじまったようだ。発売当初は800ユーロの定価だったが、ここへきて各オンラインショップでは450ユーロ前後の値をつけている。

DP2の価格が600ユーロ前後と日本国内と比較するとかなり高めであるが、まず順当なところであろう。

DP2はDP1の後継機ではないのですみわけができるのであろうか。

と思っていたところDP1のダンピングがはじまった。日本でもどうやら同様であるらしいことは価格COMでも知れる。およそ4万円というところか。



しかしですよ(ここからなぜか文体が変化しますよ、悪しからず)、そのダンピングたるや200ユーロ前後で投売り状態なんですね、これが。

どうもシグマさんは特定ルートで在庫整理をしている様子。しかし200ユーロならレンズ一本より廉いでしょ、こりゃあちょいと試してみよう、っていう気になっても不思議ではないのです。

で、ポチっと逝ってしまいましたい。






例のFOVEON(RGB三層)センサーを試してみようかな、っていうわけですねえ、浅はかといえば、まあその通りです♪

なにせ200ユーロですから痛い出費ではないのですが、まあ少しむず痒いというところでしょうか。

これからぼちぼちその画を(たぶん主にExciteのほうで)エントリーしますが、痒みが痛みに変容しないことを祈るばかりです。



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2009年6月28日日曜日

NEMOからの眺望


どうもこのブログ、写真向けというより文章が主で写真はその説明というスタイル向けのような気がする。

再度Exciteに再帰したほうが写真ブログとしては適当かもしれない。

現像処理ソフトにも慣れてきたし写真エントリーサイズについても直接間接にご教示をいただいたのでたぶんExciteでも問題なくアップロードできると思う。

その際はこちらは文章を主にすることで継続したいと思います。

まったくふらふら気まぐれでまことに恐縮なことで本当にすいません。





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NEMOその3



博物館脇の湾内にはかって東方貿易で活躍した帆船の実物大模型が係留されていて別料金で参観できる。

喜望峰を回ってかってのバタビアいまのジャカルタを経由し長崎まで航行したにしては実に小さくたよりない船体である。

それでも数ヶ月の歳月をはらってでも長崎へ貿易に赴いたその理由がさっせられる。それにしてもそれは大きなリスクをともなう投機であったろう。その意気や善哉♪



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NEMOその2


博物館の出入り口は地上階と最上階の二つあるが、最上階へは外からアクセスできる階段がある。その上からは港湾内が一望できる。

この施設はその性質から市内および国内児童むけであるのだろう海外旅行者は少ない。


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NEMO





中央駅到着寸前の列車の窓から見えるNEMO博物館。船体のようなその姿が目をひきつける。

いつも気になってはいたが今回やっとたずねることができた。






LEICA Fotografie International(LFI) Galerie --->here




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北のベネチア

























NEMOミューゼアムという、東京は竹橋の科学技術館のような子供向けの遊びながら科学技術知識を学ぼうというモチーフをもった博物館が、港湾に突き出た船の格好で古いたたずまいの都市に奇妙なアクセントをあたえている。

そのNEMOをはじめておとずれた。息子がそのような年齢に達したということです。

そのNEMOの上から眺めた都市中心部は、ベネチアもかくあらむ、という堂々たる海上都市の風情であった。

しかしベネチアにはいまだ訪れる機会がないから比較しようもないのだが・・・・

ベルギーのオランダ語地域にあるブリュッへ(フランス語読みのブリュージュのほうが日本ではなじみが深かろう)がよく「北のベニス」といわれる。

しかしそこは「死の街ブリュージュ」とも言われるようにいまはただ古の栄華の夢にまどろむがごとき小都市である。

それゆえ、かっては地中海に覇を称えたベネチアと比較するにはやはり東方貿易の覇者アムステルダムがよろしかろうとかってに思う次第である。



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2009年6月27日土曜日

驚いたことの続き



狐です。


RAWからおこしたJPEGファイルですが、あたりはもう黄昏てやや暗く、レンズも50mmでしたからはっきりとそのデテイルは撮れていませんが、それでも狐とわかります。


いるんですね、しかしここは人家から1Kmとはなれていない場所ですよ。なんだか昔のTVドラマ【北の国から】なぞを思い出しました。

わたしはとんでもないところに住んでいるのだなあ、というのが「驚き」の核心でした。

「とんでもない」いい場所という意味ですが♪

それにしても、薄暗い条件化で遠方の対象物をこれだけ解像できたOM50mm/F1.4のその性能にもまた驚いたのでした。



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ほんとに驚いたこと



なんども申し上げておりますが夏至であります。夏至から小夏までの期間も広義の夏至ですが、このころはもちろん日が暮れるのは遅く、九時半ではやっと黄昏でございます。

そんなある日、いつものようにカメラをもって散歩にでました。

人家ももうない郊外、自然保護区域へとつづく野道の向こうに何かがこっちをじいいいいいと見ておるのです。

その何かをトリミングしてみますと・・・・



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2009年6月26日金曜日

【アムステルダム】Damrak


中央駅から有名なダム広場に通じるいわば中央通がDamrakです。

ここでも他の通りと同様に自転車が幅をきかせています。

しかしもうひとつの自転車大国「中国」(中国なのに大国とはこれいかに?)のカオスとことなり、


オランダの自転車専用レーンは完璧に整備されています。

「オランダの朝はネスカフェの香りと自転車のベルではじまる」というCMが大昔あったことを、ふと思い出したりしました。



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【アムステルダム】VVV

















駅をでるとそこは路面電車とバスの発着所なのですがその向こうには十年一日、しかし他所からの旅行者にはそれがまた頼もしい<V V V>(旅行案内所)の事務所があります。


わたしも何回かお世話になりましたが、今回は日帰りなので用はなし、と。

ところでこの<V V V>とは<Vereniging voor Vreemdelingenverkeer>の略なんです。


かってはチンプンカンプンだったオランダ語もドイツ語知識でなんとかその意味を理解できるようになったのはなんだかうれしかった、なあ。


ド イツ語に直訳すれば<Vereinigung für Fremdeverkehr>つまり<国外交通のための統一>、日本語らしく訳せば「海外旅行者のための統一(されたオフィス)」であろうと推測がつくのです ねえ。似てるでしょ字面が。これすなわち<Tourist Information>のことなんでした。


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【アムステルダム】普請中

しかしこの駅舎もさすがに老朽化してきたのか今さかんに修理中らしく中の様子はいかにも工事中という有様です。


<普請中



                 
一部ではもう工事が終わったところもあり近い将来にはその再生した内部がこんな風になってその全貌を現すのでしょう。                普請後>

【アムステルダム】中央駅



東京駅のモデルになったといわれるアムステルダム中央駅ですが、こういっちゃあなんですが東京駅よりはすうだん立派で手が込んだ造りです。

東京駅もまああれで赤レンガでそれなりにこさえてはあるものの、しかしこのアムステルダムの駅舎のすごさにはぜんぜん及びはつきません。

なんといっても敵はそのころの欧州世界での東方貿易の覇者で一等の経済大国ですから、その首都の中央駅となればその富の集積を世間に見せつけたとしても決して可笑しくはありません。





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2009年6月25日木曜日

驚いたこと


偶然にOMレンズ50mm/F1.4がeBayに出品されているのをみつけた。これまでなぜかOMレンズを入手していない。ただひとつOMマウントにトキナ標準レンズがあるのみだ。

OMシステムの標準レンズ50mmには四種のF値があるが、まあF1.4が標準中の標準だろう。

いままではZeiss とLeica-Rを中心にレンズを集めていたが、ここ数ヶ月はeBayにアクセスすることもなかった。欲しいレンズはあらかたゲットしていたからだ。

しかしここへきてOM・50mm/F1.4が廉価で、いかにも「買ってね」というかのようにわたしを誘うのでついついポチっとしてしまった。まあヒジョーに廉価だったので痛くはなかったが、ちょっとだけ痒かった。

さっそく試してみたが、これがまた実にいいではないか!Planarと同レヴェルといっていいのではないか。Planarのあの独特の味わいはないがクールな描写だなあ、と感じる。

しばらくこれで遊ぼう、っと。


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午後9時の庭































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2009年6月24日水曜日

長い影


ほとんど同じモチーフでヴァリエーションを換えただけの三部作(?)の三枚目。

いつも三枚目で終始するのは個人的資質だから仕方がない(苦笑)

CAIRO Night and Day - 24hours

でHiroさんがアップされていた砂漠の長ーい影を意識しつつ撮影。

ドイツの夏至のころの長い夕暮れと長い影、場所がいまいちだが雰囲気だけはわかっていただけるだろうか。

遅い夕暮れの散歩はつづく




近所のこのスーパーは最近夜十時まで営業するようになった。九時ではもうほとんど駐車場に車はないが、それでもこれから入り口へ入る車もいる。

日曜日に買い物ができるほうが消費者はよほど助かるのだが・・・・

経営者ももちろんそれを望んではいるのだろうが、労働組合と教会という二大圧力団体の力でいまだ実現していない。

カソリックの強いフランスでさえ一部で日曜日営業をしているというのにドイツ人の頑固さはやはりたいしたものである。

午後9時の陽射し


ようやく陽が傾いた午後9時、ひさしぶりに、実にひさしぶりのFlektogon・20mmをともに散歩に出る。

やや重いレンズなので首が少し下向きになる。だから目下のほうのオブジェを撮ることになる。

下のほうには何かいいものが落ちていることを期待しながら歩く。

急ぐこともはない、日が沈むまでにまだ一時間もあるのだ。







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2009年6月23日火曜日

弥勒


木村さんから画像容量は如何、というお問い合わせがあったので試しに2MBの画像をアップしてみた。

できるじゃん!!

注意書きにはそれについては何も触れていないので大丈夫かと思ったが、えらいもんです。

Exciteは500KB以下の画像しか受け付けないので、これはうれしい!

どうですか木村さん、こちらへお引越しになりませんか?くふふ

2009年6月22日月曜日

お引越し


PCを新調して画像処理ソフトも換えたら、Exciteブログではモアレやジャギーがでるようになってしまった。

また拡大表示すると圧縮の荒れが目立つ。もちろん理由としては画像処理のまずさも考えられるのだが、

しかしこのBloggerでは問題がない。また拡大表示も好ましい。やはり相性の問題か。

ブログ機能は一長一短だが、写真ブログならやはり画像のアップしやすく見やすいものがよい。

というわけでExciteブログからお引越ししました。今後ともよろしくお願い申し上げます。

あなかしこ

今年もまた変な夏か?


毎年のことでどうにも仕方のないことだが、夏至もすぎたというのにはっきりしない夏だ。

もっとも<夏至>から<小夏>(今年は7月7日)までを広い意味で夏至というのだそうだ。

昨夏は冷夏だったが、今年もそうなのかどうかはまだわからない。

夏は夏らしくカーッと暑くなってほしいものだ。

写真は一週間前の暑かった土曜に街でコンパーティブルの屋根を開けた車をみかけ

ああ、夏だ、と思ってスナップした。道路に涼しそうな陰をおとす並木も好ましかった。


 




自分の写真
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