2010年4月30日金曜日

Ai Nikkor 50mm/F1.4Sをゲットしてみた♪

いわずと知れたNikonの標準レンズ、Ai Nikkor 50mm/F1.4Sをゲットしてみた。

だってねえ、F3HPがあるのにこの標準レンズがないのはやはり変でしょ?♪


E-520+Leica Macro-Elmarit-R 60mmで撮影


Cosina Zeiss Planarにしようかどうかかなり迷いましたが、以下のものを比べてみてやはりNikkorにしようと決めました。

Ai Nikkor 50mm/F1.4S

Cosina Zeiss Planar T* F1.4/50mm 

Y/C Zeiss Planar T* F1.4/50mm


いかがでしょうか?お気づきになったと思いますが、Ai Nikkor 50mm/F1.4Sの光学設計は明らかにPlanarのコピーです。(誤解だったらすいません誤ります)

またCosina製はきちんと説明してあるとおり旧Y/Cと同じ設計です。Y/Cはすでに所有しているし、それをオリジナルで使用するためにContax Ariaも入手もしました。

だからCosina製はおあずけ、ちょっと待っててね♪


80年代ニコンを支えた大黒柱、F3+Ai Nikkor 50mm/F1.4S。レンズフードだけは純正新品を調達!



さてPlanarの二番煎じ(?)Nikkorの出来や如何に?自分で試して体感するのが一番です。試写に<撮りかかり>ましたが、第一印象は悪くありません。


コピーとはいえ(?)名玉Planarに匹敵する標準レンズではないでしょうか?仕上がりは日本の連休明けになるでしょう。







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2010年4月29日木曜日

ゴールデンウイークって何?


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そういえば日本にはそんな変なものがあったなあ・・・

しかし国民がいっせいに休暇、というのも実際奇妙な風習なのである。

ニューギニアに未だ存在する人食いの風習を何故か想起してしまう。

風習とは風俗習慣の意であろうから、言葉自体はニュートラルである。

がしかし、何時からか否定的なニュアンス、そう遅れた社会という

言い知れぬ怨念の立ち込めた旧社会の匂いが立ち上っている。

だから、ゴールデンウイークなんて、ゴールデンウイークなんて、大嫌いなのだーっ!(とほほ)

2010年4月28日水曜日

E-520をもちだす


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Namさんに方法をご教示いただいて以来、このブログはずっとFlickrから直接ブログエントリーしている。

またExciteへのエントリーもPCからアップロードするのではなく、いちどFlickrにエントリーしたもののHTMLをコピペする。だから容量のセーヴになっている。

ということで今やFlickrがわたしの写真ブログの核心となったのであります♪

それとはまったくカンケイなく、天気がいいのでマクロなのである。

マクロレンズはElmaritとタムロンのSP90の初期型52Bしかもっていない。52Bも写りはいいのだがその外見が醜いのでついついElmaritをもちだすことになるのであった♪





いいレンズなのである、Leica Macro-Elmarit-R 60mm!♪

2010年4月27日火曜日

あの人の面影


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新宿駅西口の雑踏の中へ消えていった

その人は今何処に誰とどんな暮らしをしているのか

もう知るすべもなくただ

あの時いうべきだった言葉を反芻する。

そんなことをしてどうなるものでもなく

古い夢をただなぞるだけなのだが・・・

そうかあれは夢だったのだ、過ぎ去った人生とは

すべてが夢なのだ、



これからはいい夢を見ることにしよう



新宿駅西口の壁にもたれていた自分を

愛惜してやることにする。

2010年4月26日月曜日

ゼッ不調の日


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昨日は気温が26℃にものぼり、初夏を想わせる佳き日であった。

本日は一転、なんと12℃、その差実に14℃ですよ、あったくwww

だから四月はやなんだなあ、まったくあてにならない天気なのである。

そのせいか眩暈が激しく吐き気だってした orz

その四月もあと一週間で、待ちに待った(いつも何かを待っているw)五月なのである。

たぶんいきなり真夏に突入するんだよこれ、がまた。

ドイツの気候はまったく過激なのでありますw

2010年4月25日日曜日

ハイデルベルクの想い出


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復活祭の時の写真の整理がまだついていない。

これはすでにFlickrでエントリーしたが、この建物には思いでがある。

Hotel zum Ritterという1592年に建てられたルネッサンス様式の由緒正しいものである。

その一階にあるレストランも当地ではかなりハイクラスなのだが、わたしは一度だけそこで食事をしたことがある。

それはわれわれ夫婦が、そのごく近くにあるハイデルベルク市役所で結婚登記をしたその日の昼食であった。

来年はそれから25周年目にあたる。歳月は人を待ってはくれないのだ。

2010年4月24日土曜日

光と影と空気


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ゾナーが続いているのであります。

庭の皐月のつぼみが膨らみ始めたので一枚撮ってみた。

グーゼンいいものが撮れた、と思った。

そして考えた。

光と影と空気がうまく捉えられた時に,いい写真だな、と思うのであることを。

自画自賛なのでありました、失礼いたしました orz

2010年4月23日金曜日

画像素子交換系統


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画像素子という用語にはどうにも違和感がぬぐえない。おそらく業界の技術用語なのであろうがカメラ雑誌などもこの言葉を平気で使用している。

イメージセンサーでなぜ悪い。このほうがモノを「イメージ」しやすいのは国語教育が米語に毒されているからだろうか?外来語は遺憾というなら画像素子だってほとんど漢語すなわち外来語であろう。



さてリコーからGXRというユニット交換システムが発売されて好評なようである。この「システム」だって外来語だ、画像素子の伝で行くなら「系統」という用語を使用すべきだ。

まあそれはいいとしてイメージセンサーとレンズ一体化ユニットとはまことに水平思考的(これはすでに死語か?)、すなわち奇抜なアイデア(あるいは案)であった。

がしかし、イメージセンサーという技術的日進月歩による変化の激しく技術の高度化と低価格化の速い、つまり寿命の短いパーツと、レンズという寿命の長いパーツを組み合わせることへの、これまた違和感がある。ゆえにGXRを購入する気になれない。

イメージセンサーが古臭くなったらレンズと一緒に捨て去れといわれている気がしてならないのだ。






さてハナシは変わるが、Digilux3である。しかし要点はやはりイメージセンサーなのだ。

Digilux3は高価格のカメラであった。そうすでに過去系で語るべきカメラである。このカメラが過去の遺物と化したのはつまりイメージセンサーのせいである。

7.5MPというセンサーはもう見向きもされない。その倍ほどのピクセル(これを画素というのも大いに抵抗あり)が今や主流なのだ。

とはいえその画像が見るに耐えないというほどでもない。今回の写真は去年撮影したものだが、まだそれなりに見ることができる。

不満といえばある、つまりあまりLeicaらしくなくあまりにパナソニックであるということだ。これはしかしパナ製レンズの方の問題かもしれない。

それはともかくせっかく高価な買い物をしても数年もたたず陳腐化するカメラとは、カメラではない。やはり家電なのだ。

業界の都合で一年もたたずに買い換えさせられるのは胡乱である。

どこかの企業でその消費者の不満をくみあげて画像素子交換系統、すなわちイメージセンサー(およびエンジン)だけをアップデイトできるシステムユニットを開発できないものか。

そうなればリコーにもまして歓迎もまた尊敬もされるであろうに。



2010年4月22日木曜日

ゾナーぞな♪


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Koukoさんがゾナーをゲットされ素晴らしいお写真をアップされたのでこっちもなんだかうずいた。そこでまずデジタルに装着してみた。

やっぱりゾナーは優れもんぞなー♪

ほとんど死蔵に等しい今までの扱いを深く反省したのであります。

許して欲しいぞなww(ひつこいのであります)



2010年4月21日水曜日

今年のスミレ


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村上春樹の『スプートニクの恋人』という小説をごらんになった方は、フシギに思ったことだろう。

ヒロインの一人、スミレはいったいどこへどうして消滅してしまったのだろうか、
あるいはあの物語のすべては主人公の妄想だったのだろうか、と。

London Caller氏は妄想説を採るようだが、妄想にしては細部が出来すぎている。そこがまあ小説の「売り」なのであろうが・・・

わが家の些細な庭にも今年もまたスミレが咲いた。

冬場はすっかり消滅したように見えてもしっかり根をはっているのだ。

村上氏もそれが言いたかったのかも知れない。

2010年4月20日火曜日

Auto RevuenonをSD14に


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Auto RevuenonをSD14で試写してみる。数日前に使用したPancolarはクセ玉でボケが荒れたりとんでもない色がでたりと手こずるのだが、このAuto Revuenonは実に素直なレンズである。

富岡製といわれているが、はたしてそれもナットクできる働きである。Y/CのZeissはそのほとんどがまた富岡製という噂であるが、どうもほんとうらしい。だからY/Cのレンズにもよく似た性能を感じる。

SD14に装着した姿はこんなである。


E520+Leica Macro-Elmarit-R 60mmで撮影



欲しくなった方もおられるかな♪

2010年4月19日月曜日

第三定点観測所


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この場所も散歩道途上にあるので何度もエントリーに登場したはずである。

奥に見えるのが第一定点観測所である遊泳場で、こちら側は釣りクラブなのです。ボートはつり師たちの備品。

今回はSD14にPancolarを装着してみた。かなりのクセ玉だが絞ると綺麗な風景画が撮れる。

しかし以下は色収差がしっかり出たケース。これはこれで興味深いのでそのままFlickrにもエントリーした。




2010年4月18日日曜日

去年の春


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どこかでもう述べたが、今年は去年とくらべて三週間は春の到来が遅れたのだった。

この画は去年の4月12日に撮影した。今年はまだつぼみも膨らまない。

この遅れはいつか取り戻されるのだろうか?

例年のように五月になっていきなり夏に突入してしまうなら春を三週間も損してしまうようではないか。

零下十五度という記録的な大寒波がつづいた後遺症とでもいうべき現象なのだろうか・・・

それにしてもこう天気のシンパイ「だけ」をしているのは、こっちももう歳なんだろうなあ・・・とじっと手を見るww

2010年4月17日土曜日

哀しき四月


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本日朝のラジオニュースが東京の降雪を告げていた。ついでというのか鳩山総理がどうこう言っていたが関心がないのでなんのことかは聞き逃した。

こちらでは春は冬へあともどりすることなく進捗中だが、かといって定着しているのでもない。例年通りのぐつついた四月である。

人々は四月には何も期待してはいない。ただの過渡期なのだから。

本命は五月。「美しき五月」といわれているように五月になるともう完全に寒さに別れを告げていきなり夏に突入するからだ。

がしかし、六七月になると、もう夏は終わってしまったのか、と思わせるほどの氷雨が降ることもある。

まただからこそ五月の美しさが際立つのであろう。

四月はだから、あと何日で五月?として数えられる運命の哀しき月なのである。



2010年4月16日金曜日

加速する時間


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去年のことがまるでつい最近のことのように思えるのは歳のせいなのだろうか?もちろんそれもあるにちがいない。馬齢を重ねるたびにそれを分母に一年の長さを計るので比例的に年月の流れが加速する。

しかし時とは何か、ということについて、時の流れ、という捉え方が古今東西フツウではあるが、それはどうも違うんではないか?と最近は思う。

それにともない、意識の流れ、ということにも異議をだしたい。

時も意識も流れてなどはいない、ただの一瞬でどこへでも移動する。ニーチェのいった永劫回帰という概念はそう理解すべきなのだ。

甲羅に苔むす亀になった気分でそう考えた。

2010年4月15日木曜日

Porst compact reflex OCの姿とは

Porst compact reflex OCっていったいどんな形のカメラ、という疑問を抱く方も中にはおられるかもしれないので、ちょっと紹介して見ましょう。



かなり角ばったフォルムです↑。

金属製ですから、筐体自体も重いです。しかも大口径レンズ55mm/F1.2付ですから、ずっしりと手ごたえがあります。手に持つと自ずと気合がはいります。↓




メカニカルなMFカメラですから扱いも愉しいです。巻き上げは軽いとはいえませんが、しっかりとした手ごたえを感じます。


いずれもE520+Leica Macro-Elmarit-R 60mmで撮影



コシナ製といううわさを裏付けるかのように<Made in Japan>と刻印されています。まあそれだけじゃあ確認はできませんが。

これはおそらく七十年代末年の製品だと思われますから、すでに三十歳以上になります。しかしいまでもきちんと働きます。Praktica LTLと同時代のものなのに作りがまったくちがい一クラス上のクアリティを感じます。このような中級機が日本でどんどん生産されたためドイツ製の同セグメントの機材が市場から駆逐されてしまったのは当然だとあらためて感じました。


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2010年4月14日水曜日

ゆきつもどりつ


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今年の復活祭は、冬の大寒波の影響をひきずってか、かなりの冷え込みだった。

例年より三週間は春が遅れただろう。去年の撮影記録で確認できるのが便利である。

しかしさすがに復活祭となると春の花々は咲きそろったので否が応でも気分は盛り上がったのだ。

それにしても、もう四月も半ばになるのに三寒四温がつづく。こうして短い春が冬から無理やり主導権を奪いつつ、それがすぎるといきなり夏に突入する。

例年ならば、ということではあるが・・・

Contax Ariaの操作性

どうも空シャッターをする楽しみがないカメラ、といえばおわかりだろうか?

MFカメラだが、ピント合わせがマニュアル、それ以外はほぼオートなカメラだからだ。フィルムは自動巻上げ、巻きもどし。シャッターもズズッという風に切れるのでまるでデジタルのよう。

いってみれば高級コンパクトなのだ。

しかもAVオートが若干いかれた個体(ww)のようで、ほとんどPモードで撮るからなおさら操作性の印象は味気ないものになる。

フィルム二本試写して現像に出した、カメラに対する判断はその結果しだいだが、まあ撮っていてメカニカルなものを扱っているというMFカメラの醍醐味はヒジョーに薄い。

むしろフルマニュアルのYashica FX-3 super 2000のほうが愉しい。人間とは(まあ、わたしのことだが)実に勝手なものなのでありますww





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2010年4月13日火曜日

西向きのキッチン


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義母はつれあいを亡くして以来、もう十年近く一人暮らしだ。最近はひざの具合が悪くでかけるのもままならない。

それでも一人なら買い物もしなければならない。その他の家事以外にも庭の手入れなどもある。

その義母がいまも情熱を傾けるのが調理である。

一人で何を食べているのかは定かではないが、子供たちやその家族が訪れれば精一杯のもてなしをしてくれる。

その義母はキッチンの窓からいつも何を見ているのだろうか。

夏時間になって日が暮れるのが遅くなり、この窓に射す陽も暖かくなった。

Sonnar復活


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持ち腐れしていたSonnar F3.5/135mmをひっぱりだした。Koukoさんがちかごろこのレンズをゲットして秀逸なお写真を披露されたことにいたく刺激されたからだ。

これまでほとんど野鳥撮りに使うくらいで、しかも最近は野鳥もただ眺めるだけで写真は撮らない。しかも撮るとしても開放絞りF3.5という暗さからシャッター速度がかせげないから自然とこのレンズには手がのびなかったのだ。

それは使用法がまちがっていたということだ。


Sigma DC 18-200mm/F3.5-6.3 OS


この中望遠は別の使い方があるのだ。今回庭の花々と撮っていて、そのモチーフの引寄せぐあい、シャープさとボケの塩梅など、じつに感心するばかりであった。♪


2010年4月12日月曜日

Test : Flickrからブログ・エントリー


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Namさんから教えていただいたように、Flickrから直接ブログへエントリーしてみる。

Contax Ariaをゲット!♪

レンズ沼にはいるきっかけとなったのはCZJのレンズ群だったが、とうぜん興味はY/Cマウントへと発展し、とくにPlanarを入手して撮影してからは、その描写に陶然とするばかりですっかり惚れこんでしまった。

がしかし4/3カメラでは焦点距離が二倍になるという宿命的な弱点があり(しかしそれは望遠やマクロでは長所であるが)、またE520もDigilux3もともにファインダーが小さく暗く見にくい、ゆえに鬱々として愉しまず、という日々が続いたのだ。

かといってEos 5Dに逝くというのもフルサイズがいまだ熟成しているようには見えずに躊躇していた。

折からフィルム撮影を始めていたので、Planarやその他手持ちのY/Cマウントレンズを装着できるYashicaあるいはContaxカメラへと興味が移行したのである。

まずはYashica FX-3 super 2000という評判のMFカメラを入手し試写してみたのだが、いかんせんこのカメラ、ちゃちな作りと大きなミラーショックでどうにも撮影が楽しめない。

そこでいよいよContaxがほしくなりとうとうゲットしてしまったのがこのAriaである。



E-520+Pancolar 50mm/F1.8にて撮影


操作性その他については次回以降のリポートを待たれよ♪


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Test : Flickrから画像を転載




Nam2@7676さんから、Flickrからブログを書いてらっしゃる旨うかがい、研究してみましたがいまいちよく把握できません。

ただあちらにアップした画をURLとしてこちらにコピペすることができるのを知りました。こうすると直接PCからインポートするより綺麗な画像が掲示できるようです。




Flickr、畏るべし!もっとベンキョーしなくっちゃ♪


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2010年4月11日日曜日

操作性の耐えられないPraktica LTL

冷戦時代の東独は東側の優等生といわれ最大の工業輸出国でした。Zeiss Ikon社がPentacon人民公社として生産したのがこのPraktica LTLでした。おそらく当時の東側諸国では最高の光学製品だったのかもしれません。


しかし今となってはその歴史的限定性をはぎとってカメラそのものとして使用した場合、使いにくい、というのが率直な感想です。まずシャッター位置の独特さ、それに露出です。


SD14+Flektogon F2.4/35mmで撮影



シャッターそばの黒いレヴァーを手前におすと露出計が作動します。しかし時の経過によるものか満足に機能してくれません。これはまあ個体としての問題でしょうか。

またごつごつとした無骨なデザインは好みなのですが、マテリアルの調達がうまく行かなかったのか、あるいはコストの関係かじつに安っぽい造りです。これがもしブラックボデイならの質感の悪さはカヴァーできたかもしれません。

ファインダーはすでにふれたとおりです。総括的にのべれば撮影を愉しめるカメラとは言い難いでしょう。また露出がうまく働いてくれないこともあり撮影結果も芳しいものではありませんでした。

そのなかでもまあまあとおもわれるものを、Exciteのほうへアップすることにします。



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存在の耐えられない軽さのPraktica LTL

昔、チェコの作家・ミラン・クンデラの小説『存在の耐えられない軽さ』をアメリカで映画化したことがありました。ヒロインの写真家はジェリエット・ビノシュが演じていました。彼女はその後、『ポンヌフの恋人』でパリの橋に住むホームレスを演じて強烈な印象を残しました。

その写真家であるヒロイン、テレサが使用していたカメラがこのPraktica LTLだったはずです。



この画像ではわかりにくいですが、シャッターの位置が右手中指のあたりレンズ近くにあるのでそれとわかります。ブラック・ボデイにゼブラのたぶんFlektogonを装着しています。決まってます。残念ながらわたしのものはシルバーです。Flektogonもゼブラではない後期型ですw


しかしこの映画でわかるのは、東独製のカメラは東欧一帯に市場をもっていたということです。

ロシアがJenaのZeissを接収してロシア名でContaxを製造していたのはご存知でしょう。それでも東欧各国では東独製のものが好まれたということでしょうか?

70年代には西独のZeiss Ikonはもうカメラの製造は中止していましたから、東独のPentaconこそがZeiss Ikonの血筋を引く正統カメラだったということになります。

しかしそれは日本製の一眼レフ、たとえばPentax SPなどと比較してとにかくお粗末なつくりなのでした。それについては次回にのべることにします。


Zeiss Ikonの歴史については最近出版されたこの本がたくさんの歴史事実を教えてくれます。竹田正一郎『ツァイス・イコン物語』光人社刊






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2010年4月10日土曜日

ブログを再開してみる♪

SD15の発売予測がはずれてがっかりしたまま永らく放置していたこちらのブログも再開してみます。

以前ゲットしていてファインダー不良で放置していたPraktica LTLだが、故障していたのはカメラではなく撮影者の視力であることが判明しましたww

普通は右目でのぞくファインダーだが、ふと左目で覗いてみたところなんとOKではないか!♪

で、ためしに撮影したものを以下に紹介しましょう。







故障ではなくちゃんと合焦するもののかなり暗いファインダーですが、ピントの山はつかみやすく、レンズのリングもかっちりしているので、その点では使いやすいと思いますが、しかし全体としては色々問題のあるカメラです。詳しくはまた次回に♪

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自分の写真
ドイツの撮影機材情報