村上春樹の『スプートニクの恋人』という小説をごらんになった方は、フシギに思ったことだろう。
ヒロインの一人、スミレはいったいどこへどうして消滅してしまったのだろうか、
あるいはあの物語のすべては主人公の妄想だったのだろうか、と。
London Caller氏は妄想説を採るようだが、妄想にしては細部が出来すぎている。そこがまあ小説の「売り」なのであろうが・・・
わが家の些細な庭にも今年もまたスミレが咲いた。
冬場はすっかり消滅したように見えてもしっかり根をはっているのだ。
村上氏もそれが言いたかったのかも知れない。
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