2012年6月15日金曜日

Berlin、Leica R7の詩



ヴィム・ベンダースの映画<ベルリン天使の詩>(原題、Der Himmel über Berlin, ベルリンの上の空)を東京で見たのは、さて何時だったか?

85年に北京からシベリア鉄道経由でベルリンを初めて訪れた後だったし、89年に離日する以前だったから、その4年間のうちの何時か、ということになる。

映画ではまだベルリンの壁があった。

数年前にベルリン再訪した時にはむろん壁もなく、家内の同僚で東ベルリン出身の学者の案内もあったので、再統一前後の東側の人々の考えも知ることができた。

昨年、三度目に訪れた時には、政治的なことは一切わすれて、博物館めぐりに精を出したのだった。

そのために持参したカメラは、あれこれ悩んだあげく、Leica R7と決めた。

重くて操作性も悪いので閉口したが、撮影結果には満足している。

ベルリンの雰囲気をR7がよく写し取ってくれたからだ。

最期まで候補だったF100ならより快適な撮影だったろうが、はたして同じ雰囲気が描写できただろうか?


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